意外と知らない鍼灸の効果!(2)
鍼灸治療の歴史!
鍼灸の歴史については諸説ありますが、紀元前の中国ではすでに鍼治療が広く行われていたという文献も残っており、約2000年以上の長い歴史がある伝統医学です。
日本においては、すでに奈良時代には伝えられており、江戸時代には庶民にも広く知れ渡ったといわれています。
その後、明治政府の方針で西洋医学が強く推し進められることになり、鍼灸や漢方などを主流とする日本の伝統的な医学は下火を迎えることになります。
しかし、その後も民間では強く支持され、鍼師、灸師は国家資格として制定されることになりました。
戦後には現在の「あん摩マッサージ指圧師、はり師きゅう師などに関する法律」の原型である法律が制定され、現代に至っています。
日本の鍼は、中国の鍼と異なり非常に細い鍼が使われています。
効果としては、太い鍼の方があるとされていますが、その代わり痛みが強くでます。
この中国の鍼は、繊細で痛みに敏感な日本人にはあまり普及しませんでしたが、江戸時代、杉山和一という人物が考案した管鍼法という、細い鍼と管を組み合わせた鍼治療が一般化・普及し、脈々と現在に伝わっています。
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